こんにちは、エドワイズです。
先日『Udemy』という動画学習サービスに自分の講座を出品してみました。
それがこちら。
Unityを使ってブロック崩しを作っていくゲーム開発の初心者向け講座です。
講座の作成にあたり慣れないことばかりで大変だったので、今回やった手順や注意点をまとめておこうと思います。
題材のものを一度作成
まず、講座内で作っていくブロック崩しを完成まで作りました。
作りながら録画していくことも考えましたが、途中で変更点が多発すると受講者が混乱してしまいます。
完成品があればそれを見ながら作っていけばいいので安心且つスムーズです。
台本作成
録画前にGoogleドキュメントを使って台本を作っておきました。
喋るのがそんなに得意じゃないし、よく噛むので台本があると安心です。
ただ、きっちりした台本を作るのはかなり大変でした。あと、台本を読んでいるとどうしても棒読み感が出てしまいます。
大まかな流れだけを書いた台本を作ったら、あとは喋りを練習して棒読み感を無くしていければ理想かな。
録画
作った台本を元に実際にパソコンを操作しながら録画していきます。
この時使った録画ソフトは『XSplit Broadcaster』。主にゲーム配信で使っていたソフトですが、実は録画の機能もあったので使い回し。
録画の際、マウスカーソルの位置を見やすくするために『Kokomite』というツールを使いました。
ここで特に注意しなければいけないのが音です。
出品審査では音に関しての審査が厳しめです。実際、ノイズがあるということで一度不合格になりました。
ある程度編集作業で誤魔化せるとはいえ、良いマイクを使ったり周囲の騒音に気をつける必要があります。
近所に線路があるのでたまに電車の音が入ってしまいました。
今回は持っていた安めのマイクで何とかなりましたが、Udemyが推奨している以下のマイクは少々お高め。
でもクオリティアップになるなら投資金額としては全然悪くない。普通にボイスチャットやゲーム配信にも使えるし。
動画編集
録画が終わったら編集作業。
使ったソフトは『DaVinci Resolve』。無料且つ多機能なソフトです。
主にやったことは
- 不要な部分のカット
- 見づらい部分を拡大表示
- ノイズ除去&音量調整
使い方はこっちの記事を参照。
動画編集ツール『DaVinci Resolve 16』の基本的な使い方
字幕入れ
わかりやすいかなと思い、今回は字幕も入れてみました。
『DaVinci Resolve』で字幕を入れることもできましたが、手動でやるのはあまりに面倒です。
効率良く字幕を入れられないかと調べたところ、『Vrew』というソフトを見つけました。
作った動画を入力すると、人工知能技術で勝手に字幕を入れてくれます。便利!!!しかも無料!!!
ただ、全部正しい文章になっているわけではないので、ある程度の修正作業が必要です。
滑舌が悪いと間違った文章になりやすいみたい……。
とはいえ、修正も直感的にしやすい作りになっているし、凝った字幕を入れる必要がなければめちゃくちゃ便利なソフト。
機能を追加した有料版が出たら買う価値ありそう。
申請
全ての動画が揃ったら講座の出品申請です。
基本的には項目に沿って入力していけばいいですが、困った点がいくつか。
講座画像の登録
サムネイル画像、もしくはアイキャッチ画像というんでしょうか。講座の顔となる画像をUdemy側に作ってもらうことができるので依頼してみました。
が、依頼受付完了のメールもなく画像が届くまで10日程度かかったので、依頼する場合は早めにやっておいた方が良いです。
結局作ってもらった画像はイメージと合わなかったので使いませんでした。
料金設定
Udemyでは料金を無料、もしくは2400円~24000円の範囲で指定することができます。
動画のトータル時間が2時間を超えている場合は無料に設定できないので、今回は2400円に設定しました。
ただ、Udemyは頻繁にセールを行っていて、24000円に設定していても1000円台になり、受講者側からはかなりお得に見えます。
なので高めに設定しても良かったのですが、セール期間外での需要を期待して最安値に設定してみました。
変更もできるみたいなので、今後高くするかもしれません。
本人確認
申請前に本人確認が必要でした。
Web上から簡単にできるはずだったのですが、何故か確認が通らず、本人確認用の動画を撮ってメールで送ることになってしまいました。
通らなかった原因は謎ですが、Udemyは海外のサービスなのでもしかしたら苗字と名前を逆に入力する必要があったのかも?
修正指示
録画でも書いたとおり申請は一度不合格になり、修正指示を受けました。
動画に関してはノイズの指摘です。
それから、講座の情報を記入するところで「受講生が学べること」を4つ以上記入してくれという指示を受けました。4つ以上にすると受講率が上がるデータがあるんだそう。
上記の2点が必須の修正項目でしたが、推奨改善項目としてプロモーションビデオを作ると受講率が上がるよという指示も受けました。
今回はそこまで余力が無かったので次回検討しますということで免除。
その他、チェック項目としては以下のようなものがありました。
- ビデオ品質
- 解説の仕方
- イントロ講義
- 講義詳細
これらに修正指示はなく「ズーム機能を活用していて見やすい」「丁寧な解説」といったお褒めの言葉も頂けました。アメとムチがしっかりしている。
――という流れで、2度目の審査で無事に合格し出品されました。
ちなみに審査の返事は意外に早く、2営業日前後。2度目の審査では半日くらいで返事が来ました。
初めての試みで大変でしたが、色々と知見を得ました。
次に講座を作るならどんな内容にしようかな。